巨大なクレーンが活躍するには、お客様との十分なコミュニケーションに加え、社内各部門の緊密な連携が欠かせません。各部門の業務の一旦をご紹介します。

営業部

営業部は、当社がお客様と最初にお会いする窓口です。タワークレーンの計画は作業所ごとに異なり、最適なご提案をします。お客様の作業所への納入から、タワークレーンの解体が終了し当社に戻るまで、お客様と何十回と打ち合わせを重ね、ご満足をいただける最適な計画となるよう、社内各部門と連携して進めて行きます。

  • お客様の工事受注の情報収集
  • 最適なタワークレーンのご提案と設置計画の作成
  • 組立計画・クライミング計画・解体計画
  • 見積書の作成・契約
  • 設置届の作成と労働基準監督署への提出
  • 請求業務・清算処理

この他、お客様からの当社へのいろいろなご要望にお応えいたしています。

技術部

技術部門は、受注したタワークレーン計画を半年以上前から、長いものでは数年かけて、お客様のご納得をいただけるまでご要望を直接お聞きし、幾度となくCADを使ったタワークレーンの設置計画・設計をご提案していきます。

  • 現場の条件にあったタワークレーンの機種仕様の選定
  • タワークレーンの設置場所のご提案
  • タワークレーンの基礎部材の設計
  • タワークレーンの組立・クライミング・解体計画
  • タワークレーンの水平方向の揺れを拘束する水平ステーの設計

また、お客様が保有されているタワークレーンの設置計画・設計も請けています。

整備部

営業部の仕様確認書による依頼に基づき、注文仕様書を作成、構内業者に整備を依頼、交換部品の手配を行います。
また、お客様が保有されているタワークレーンの保管管理とメンテナンスも請けています。 整備は大きく分けて、<電気・駆動部の整備>と<塗装整備>に分かれます。

1.電気・駆動部の整備

  • 一度全ての電気部品や駆動部を分解・開放し異常の有無を確認します。異常がなければ、清掃して組立て、試運転を行います。
  • 異常が見つかれば原因を特定して必要な修理を行い、再度試運転を行います。
  • 異常のないことを確認した上で、組立工程に合わせてお客様に出荷します。

2.塗装整備

  • ケレン作業を行います。
  • 水を使った超高圧洗浄機による洗浄作業を行います。
  • 目視点検作業による「歪み」等をチェックします。
  • 環境と安全に配慮した塗装ブースの内で、塗装機による再塗装をします。
  • 目視点検作業を行います。
  • 異常のないことを確認したうえで、組立工程に合わせてお客様に出荷します。
  • 受託機械の管理及びメンテナンス

工務部

工務部門は大きく分けて、次の業務に別れています。

1.工務業務

工務部門は、お客様の作業所に赴き、タワークレーンをご利用いただくための作業をいたします。

  • タワークレーンの組立・クライミング・解体工事
  • タワークレーンの月例点検・年次点検等の法定点検のほか、お客様のご要望に基づく各種点検工事
  • タワークレーンの修理
  • タワークレーンの組立・クライミング・解体工事における安全な作業をするための指導業務
  • 労働基準監督署による検査の立会い
  • 効率的で安全な設置計画のご提案

2.運行保守管理業務

運行保守管理業務は、国家資格の「クレーン・デリック運転士」資格取得者によるタワークレーンの運行保守管理業務を、お客様の統括管理者のご指示の下、技術標準に基づき、日々次の業務を遂行します。
※労働安全衛生法関係法令の改正により、平成18年4月1日からクレーン運転士免許とデリック運転士免許が統合され、「クレーン・デリック運転士免許」となりました。

  • タワークレーンの日常点検・保守
  • タワークレーンの安全確実な運行
  • タワークレーンの修理
  • 安全作業に対する指導・助言および工程打ち合わせへの参画
  • タワークレーンの運行に関するお客様および当社管理者への報告
  • 暴風時・地震時など異常時における点検作業と報告

この他、自主安全パトロールを行い、お客様へ作業の安全性・効率性についてのご提案をしています。